コーヒー豆の挽き目について
お好きなコーヒーの抽出方法で挽き目を選びましょう。
コーヒー豆の粗さは、使用する抽出方法によって異なります。以下に一般的な抽出方法とそれに対応する粗さの目安を示します。
フレンチプレス(プレス式コーヒーメーカー) :中程度の粗さ(コショウ粒子程度) ドリップコーヒー(ペーパードリップ) :中程度から細かめの粗さ(砂糖粒子程度) エスプレッソ :細かめの粗さ(粗めの砂糖粒子程度) エアロプレス :細かめの粗さ(粗めの砂糖粒子程度) |
ただし、抽出方法や使用する器具によっては、上記の目安よりも細かく、あるいは粗く挽く必要がある場合もあります。また、自分の好みに合わせて微調整することもできます。挽いた豆を少量試し抽出して、味や濃さを確認しながら調整すると良いでしょう。
また、コーヒー豆は粉砕した瞬間にもっとも香りを発します、
コーヒーミルの用意ができるのであれば、コーヒーの豊かな香りが楽しめる豆の状態をおすすめします。
以下、挽き目の解説です。
1. 極細挽き(ごくぼそびき)粒が非常に小さく、ほとんど粉状になっているため、抽出に時間がかからず、味わいも濃厚で、苦味が非常に強く、酸味はほとんど感じられません。トルコ式コーヒーなど、特殊な抽出方法で使用されます。 ■ 「極細挽き」をつかったおすすめの淹れ方極細挽きは、エスプレッソマシンでの使用に適しています。 圧力をかけながら抽出するので、まるでコーヒーのソースのような厚みのある濃厚な味わいになります。 |
2. 細挽き(ほそびき)粒が小さく、表面積が大きいため、水との接触面積が多く、抽出に時間がかかりません。味わいは濃厚で、苦味が強く、酸味は少ない傾向があります。エスプレッソマシンなどで使用されます。 ■ 「細挽き」につかったおすすめの淹れ方細挽きは、ドリップ、フレンチプレス、水出しコーヒーに適しています。 豆は細かく挽けば挽くほど、コーヒー成分が抽出され濃くなり味が強くなります。 粗挽きよりも味の強いコーヒーがお好きな方におすすめします。 |
3. 粗挽き(あらびき)粒が大きく、表面積が少ないため、水との接触面積が少なく、抽出に時間がかかります。味わいは薄く、酸味が強く、苦味が少ない傾向があります。 ■ 「粗挽き」につかったおすすめの淹れ方粗挽きは、ドリップ、フレンチプレス、水出しコーヒー、コーヒーマシーンなど じっくりお湯に浸かる時間が長い抽出方法に適しています。 味の調節もしやすく、安定した味が出せるので、 ドリップ、フレンチプレス、水出しコーヒー、コーヒーマシーンなどでコーヒーを入れている方は粗挽きをおすすめします。 |
4. 中挽き(ちゅうびき)適度な大きさの粒が揃っているため、抽出に適した粗さです。抽出時間が短すぎず長すぎず、味わいもバランスが良いため、ドリップコーヒーなどの一般的な抽出方法で使われます。 ■ 「中挽き」につかったおすすめの淹れ方中挽きは、サイフォンやネルドリップ、フレンチプレスなど、じっくりコーヒーを抽出する淹れ方に向いています。 粗挽きより味の強い抽出になります。 |